物を捨てるだけが生前整理ではありません
実家に行って突然始めてしまうと驚きから反発され拒絶されケンカになることが多々見られます。
最悪の場合ショックを与え喪失感から鬱や痴呆を誘発してしまいます。
人は年齢に関係なく急激な変化についていけません年齢が増していくと尚更です。
物を捨てる前に模様替えを最初に考えれば様々なことがヒモ付いて進んでいきます。
模様替えをキッカケにゆっくりと親子の会話を楽しみながら話し合って進めていくことが大切です。
生前整理の最大の目的は
快適に生活するために行うものであり結果として物が減ったということです。
ちょっと考えてみて下さい。人生の中でお部屋の模様替えをしたことのない人がいるでしょうか?
これほど単純明快でわかりやすいものはありません。
更に生前整理の要素を全て網羅しており今の生活環境にあった模様替えは安心安全の面においては特に効果を発揮します。
何年も溜まったホコリやゴミなど大掃除も同時にでき、片付け・掃除・安全と一石三鳥です。
最新の生活家電は一見便利に思えますが高齢者にはハードルが高く使えません。多くの機能より昔ながらのシンプルなものが馴染みやすく使い易いです。
結果、最新機能搭載機種は高いばかりで無用の長物になってしまういますので購入時には注意が必要です。
ミニマリストになりましょう!という訳ではなく
食器棚・本棚・タンス・テーブルなど家族全員がいた時のままを使い続けることも良いことではありすが、反面それだけ容量があるということで使わないものが溜まる温床となります。
スモール化することで今の生活に合わせた整理整頓ができるようになります。
年老いてくると高い場所は使えなくなり色々なものが、段々と床などへ置いてしまいそれに躓いたり滑ったり。高い場所の物を取ろうとして転倒したりと危険性が増えます。
ガスコンロもIHに変え火の元を。手すり設置などで転倒防止などの対策を講じましょう。
(手すり設置などは行政の補助金対象になる場合もあります)
いわゆる「断捨離」と言われる作業になりますが手を付ける順番の考えはスペースを作ることを念頭におきます。
長く使わないで鎮座しているものの代表は押し入れや物入の中にあるお客さん用の布団や座布団・空段ボールなどです。
その他には、ビデオテープ・カセットテープ・本や働いていた当時の書類なども場所を取っています。
そのように空いたスペースを作り活用することで整理整頓も進んでいきます。